市販フードの加工方法

加熱加工について

ウェットフードは、肉や魚そのものが入っているので、保存料などを除けば、栄養素的には変性が少ないと思います。

しかし、ドライフードに関してはどうでしょうか。
私たちも、うちの子たちにドライフードやジャーキーを作ることがあります。もちろん添加物は一切入れません。
とても大きな食品乾燥機を使っているので、家電製品と電圧も異なります。
そして、低温でじっくり時間をかけて乾燥させるので、電気代も大幅UPします(笑)

なぜ低温でじっくり時間をかけるのでしょうか。
それは、肉や魚の組成を壊さないよう、栄養素としてしっかり摂れるようにするためです。
どんなに自然のものを使っても、人の手が加わることで台無しにしては意味がありません。
そして、肉や魚の脂質が変わらないよう、できたてほやほやを与えています♪

市販のドライフードは、賞味期限がとても長いので防腐剤を配合します。
もちろん防腐剤も合成素材は避けたいところですが、それ以上に怖いのは「時間が経つことによる変化(経時変化といいます)」です。
アロマのマッサージオイルも購入した時は「植物特有のオイルの香り」です。しかし、久しぶりに使おうとしたときに「酸化したような香り」に変わっていたという方も多いのではないでしょうか。
これと同じように「脂質」は変性します。
ドライフードには「肉や魚の脂質」が含まれます。そして、低温ではなく高温で「加熱加圧加工」すると脂質は変性します。この変性した脂質は、「賞味期限」という時間の経過によってさらに酸化します。
この脂質の変化が有害なので、私たちは市販のドライフードはできるだけ避けています。

低温で加工しても、やはり多少の組成の変化が起きることを考えると、高温で加工した場合の変性は「どれくらい大きいのだろう?」と思っています。
低温加工をしているフードが多ければ嬉しいのですが、市場に流通している「製品」である以上、企業は「原価」を設定しなければいけません。できるだけ多く生産する(短時間製造)ことやコスト削減(電気代)することを踏まえた時、高温加工にせざるを得ないのでは?と感じています。逆に、
低温加工をしているメーカーは、その点がPRポイントになると思うのですが、あまり見かけないことを残念に感じています。

 

また、脂質だけでなくタンパク質も、加熱加圧加工や経時変化により変性し、さらには高温高圧加工により発がん性物質に変化することもわかっています。
 
ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの栄養素について

ペットフードは総合栄養食として、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・コンドロイチン・グルコサミンなどたくさんの栄養素の記載があります。
そして、「レモンから摂れるビタミンC」と「合成のアスコルビン酸」があるように、自然素材と合成素材は同じ「ビタミンC」と言われます。
自然素材は、身体の中の酵素の働きで初めて栄養素として吸収されることを考えると「〇mg」などの正確な量を計ることができませんが、ペットフードの裏面には栄養表記が数値化されています。

「配合量の記載があるということ=自然素材ではなく合成素材ということかな?」と感じています。

合成された栄養素は、加熱加圧加工したフードに「栄養素を噴霧」すると言われています。
そして、この工程によって栄養素表示は可能となりますが、身体本来の消化吸収の仕組みを考えたとき「噴霧した栄養素」はどこまで栄養として吸収されるのでしょうか?

脂質と同じように「時間の経過とともに変化しないのかな?大丈夫なのかな?」という疑問ももっています。

そもそもビタミンが発見され、アミノ酸の研究が始まったのは1900年代です。
1800年代後半は、兵士が脚気などのビタミンB1不足で悩まされる時代がありました。
そして、米ぬかからビタミンB1が発見され、成分の中にアミンの性質があったため「生命のアミン」という意味で「Vitamine」と名付けられたそうです。
この発見の前にも、白米に大麦を混ぜることで脚気が緩和された経緯があったそうですが、ビタミンB1による作用だとは気づかず、単なるたんぱく質を増やしたことによる改善だと思われていたそうです。
現代では、ビタミンB1が健康に役立つということは周知の事実ですが、発見される前は米ぬかに優秀な栄養素があるとはだれも思わなかったということです。

このように科学の進歩によって色々なことが分かってきましたが、その歴史は、まだ100年程度しかありません。
そして、ビタミンB1を知らなかった時代と同じように、現代でも「まだ発見されていない栄養素」がたくさんあると言われています。
もしかすると・・・トマトの中に「ビタミン〇〇」という万能薬のような作用の栄養素があるかもしれません(笑)

今の栄養素表示は、「既に発見されている栄養素のみ」の記載となります。
しかし、まだ見つかっていない有効な栄養素があり得ることを考えたとき、本当に「総合栄養食がベスト」なのでしょうか?

米ぬかに含まれる「ビタミンB1」に気づくことができなかった時代があるように・・・
自然の食材から栄養を摂る方が、まだ見つかっていない「優秀な栄養素」とも出会えそうだな♪と思っています。