鍼灸について

体には、「経絡」と呼ばれる通路があり、ここに「気」「血」が流れています。体表にはこの経絡と繋がった「穴」のようなものがたくさんあって、これが「経穴(ツボ)」と言われるものです。


体調がよい場合は経穴は現れませんが、臓腑に何らかの異状や変調がある場合は、その臓腑と関係の深い経絡上に何らかの異状が起き、連絡している経穴が体表に現れます。そして、この経穴に鍼や灸による刺激を伝え、経絡の気血の流れを調整したり、よい気を補ったり、悪い気を除いたりして体のバランスを回復させるのが鍼灸治療です。


椎間板ヘルニアなどの治療に鍼灸治療を行うイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。中医学は西洋医学のような病名はつけず、その時の体の状態(証)による治療を行いますので、鍼灸治療は以下のような体の状態に、幅広く対応できます。

・    なんだか元気がない
・    食欲がない、食べ過ぎる
・    吐いてしまう
・    軟便・下痢・便秘
・    皮膚に痒みや脱毛、湿疹などがある
・    皮膚が乾く・フケが出る
・    足腰が痛い、関節が痛い
・    咳をする
・    疲れやすい、歩くのを嫌がる
・    尿漏れがある、尿が出にくい
・    血尿を繰り返す
・    体に浮腫みがある
・    てんかん様発作を起こす
・    イライラしている
・    眠れない、ウロウロする
・    その他いろいろ

わんちゃんの治療に用いる鍼は、髪の毛ほどの太さで、痛みなどの苦痛を与えることはまずありませんが、怖がりなわんちゃんは、初めての時に少し嫌がることがあります。しかし、回数を重ねると、だいたいのわんちゃんは受け入れてくれて、気持ちよさそうにウトウトする子も多いです。
たくさん鍼をうつのではなく、その時必要な場所に、必要な本数で治療します。

 

 

<文責>
神奈川県藤沢市藤沢 996-7
犬のクリニックそら
笠原理絵
https://www.dog-clinic-sora.com/